主な活動内容
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主な活動内容

説明
主な活動内容はこちらをご覧ください。
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捜査心理学、犯罪心理学、生理心理学、実験心理学を専門としています。

いわゆる「科捜研」という犯罪捜査の現場を通じて得た知識や経験を交えながら、世の中に正しい情報を広げ、よりよい科学捜査の進展に寄与することを目指した活動をしています。

以下の4つの柱を掲げています。

  1. 犯罪捜査における心理学的手法の精度向上及び新規開発(詳細はPublicationへ)
  2. 司法界及び国内外の一般社会における犯罪捜査における心理学的手法に関する正しい知識の伝播(詳細はSocial activitiesへ)
  3. 心理学の素養を持った警察官等の卵の育成(大学等の教育機関における教育活動
  4. 安心安全な社会を築くための地域防犯への取り組み(詳細はVolunteersへ)

隠匿情報検査(ポリグラフ検査)に関する研究

隠匿情報検査(Concealed Information Test: CIT)とは、日本の犯罪捜査に実際に用いられるポリグラフ検査に採用されている情報検出技術です。

「ポリグラフ検査」と聞くと「ウソ発見器」を思い浮かべ、怪しそうだなと思う人は多いかもしれませんが、実際は一般的なイメージとは少し違う手法が用いられています。

日本のポリグラフ検査は、実際は「ウソ」ではなくて、事件や事故の「記憶」や「認識」を対象としています。検査を受ける人が「犯人しか知り得ない情報を知っているかどうか」を調べる検査として、実は世界の実務者や研究者からも注目される検査なのです。

検査では、呼吸や心拍、皮膚電気活動等の生理指標が用いられ、その妥当性や正確性は多くの科学的研究から評価されています。

大杉研究室では、特に犯行時の覚醒状態が検査に及ぼす影響や、反応時間を用いた検査の有効性、検査時のアーチファクト検出に関する研究等を行っています(詳細はPublicationへ)。

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日本のポリグラフ検査に関する研修・ワークショップの開催

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本の執筆や海外の捜査機関等における研修・ワークショップを通じて、海外の実務者・研究者に対して、日本のポリグラフ検査に関する正しい情報を提供しています(詳細はSocial activitiesへ)。

海外では、日本とは異なった手法でポリグラフ検査が行われ、その方法は科学的に疑問視されている部分も多いと言わざるを得ません。

科学的に正しく、実務上有益だと認められる日本の手法を広め、世界的にポリグラフ検査の精度を向上させることも、目指したいところです。

大学・大学院及び警察学校等における教育活動

大学・大学院においては、主に捜査心理学や司法・犯罪心理学、交通心理学の講義を担当しています。実務家教員として、実務経験に基づいた実践的な授業を行っています(詳細は下記を参照)。

また、警察学校においては、心理学的手法を用いた取調べや取調べに関わる心理学的知見について教養を行っています(詳細はSocial activitiesへ)。

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🏫 捜査心理学

犯罪捜査で用いられる複数の心理学的手法について、実践的に体験するワークを重点的に行います。

🏫 交通心理学

身近な交通問題に対し、自ら考えアウトプットする課題を複数回設け、安全な交通社会に主体的に関わることを目指しています。

🏫 司法・犯罪心理学

司法・犯罪領域の基本的な知識を、様々な罪種や事例、調査データや実験、統計に基づいた実証的なフィールド研究等に触れながら身につけます。

🏫 捜査心理学課題実習・専門ゼミ

模擬犯罪事件に関する取調べを行ったり、脳波、心拍等の生理指標を測定しながら、自ら実験や調査を行っています。

地域防犯への取り組み

安心安全な社会の構築のために、まずは地域社会における防犯活動が不可欠です。

研究室に所属する学生が中心となって、子どもの危機感知能力を高める安全教室やサイバー防犯教室を行う等、各種ボランティア活動が盛んに行われています。

私大杉は、教員として学生たちが活動しやすい環境の整備や活動のサポートを行っています(詳細はVolunteersへ)。

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